Tokushima Prefectural Board of Education
学長からのメッセージ
徳島文理大学 徳島文理短期大学部学長 田村 禎通 |
超スマート社会の到来
2030年頃、人類史上5番目の新しい社会「超スマート社会(Society 5.0)」の到来が予測されています。第4次産業革命ともいわれ、高度通信情報技術や人工知能に支えられた社会です。ロボットや自動運転等の基盤技術は、2040年に向けて進化していくと考えられています。自動運転は、あらゆる自動車サービスが人間と同等以上の技術で全ての道を運転することが可能になり、身体が弱っても移動が容易となります。ロボットは、人間の行動範囲をほとんどカバーできる機能を有し、人のタスクの多くを代替することが可能となります。また、通信では、超大容量の情報伝達が双方向で可能となり、高精細画像の伝送でも遅延がほとんどなくなると考えられています。
超スマート社会では、複雑な社会課題の解決や新たな価値づくりを行う人材が求められます。そのために、人文科学、社会科学、自然科学のどの分野であれ、一つの専門分野を深く学ぶとともに、他分野にも関心を広げ、幅広い知識と論理的思考力と規範的判断力を身に付けることが要求されます。
高校生の皆さんは、来るべき超スマート社会で中心的役割を担う世代であり、大いに活躍されるよう心から期待しています。