徳島大学

令和4年度就職活動を終えた学生からのメッセージ

  学部 薬学部 
学科 薬学科 
学年 6年
名前 安齋 真弥

(専門分野・研究内容等について)
 専門分野は薬学です。薬がどうやって効くのか、高校で習った生物・物理・化学をさらに発展させた学問を学んでいます。また、パーキンソン病患者さんに薬を用いて治療した際、副作用(ジスキネジアと言います)がなぜ起こるのかマウスを用いて研究しています。

(将来の職業について)
 厚生労働省の薬系技官として内定をいただきました。これは国家公務員の総合職になります。安全な医療や国民の健康を実現するため、様々な立場の方と政策作りを行う仕事です。スケールの大きさと、常に変化する社会に合わせて最善を模索し続ける業務にやりがいを感じました。

(職業を決定する過程において、具体的に考え取り組んだこと)
 就職後のミスマッチを防ぎたい、就職先の可能性の幅をできるだけ広くしたいと考え、自己分析と企業研究に重点を置きました。自己分析セミナーや本を活用するとともに、薬学という出身にこだわらず、経済産業省やコンサルタント、小売業なども見ていました。

(就職活動において苦労したこと)
 同じ職に就いた先輩がおらず、公務員試験についての情報量が少なく苦労しました。また面接が苦手だったので、様々な企業の面接を受けたり大学のキャリア支援室を利用したりしていました。なお、今は就職活動から重点を切り替えて研究、卒業論文作成に苦労中です。

(高校生の間に身に付けておく必要があると感じる資質・能力など、高校生へのアドバイスについて)
 英語力です。また、たくさん質問をして質問力をつけると良いです。さらに、傾聴力や積極的に話しかける力をもっておくと同志づくりに役立ちます。就職活動は大学選びから始まっていると言っても過言ではないので、なりたいものがある人は今から真剣に悩むことをおすすめします。

  学部 総合科学部
学科 社会総合科学科
学年 4年
名前 柴川 綾捺

(専門分野・研究内容等について)
 私は地域経済論を専攻しています。地域経済論では、地域経済と地域産業・経営の諸問題について考察し、その戦略策定を考えています。私はその中でも地域の障がい福祉について研究しています。

(将来の職業について)
 障がい者就労継続支援を行っている経営者に対し、コンサルティングを行う企業に内定しており、総合コンサルタントという職業になります。

(職業を決定する過程において、具体的に考え取り組んだこと)
 長期インターンシップです。そこで、障がい者の方と一緒に働かせていただきました。長期インターンシップに参加し「これからも障がい福祉に携わっていきたい」と、自分の気持ちを再確認することが出来ました。

(就職活動において苦労したこと)
 面接時、話に一貫性を持たせることを常に意識しました。過去・現在・未来の自分の行動に、1つの軸があることを伝えたかったからです。そのためにも、自己分析をひたすら行いました。

(高校生の間に身に付けておく必要があると感じる資質・能力など、高校生へのアドバイスについて)
 疑問視する力と行動力です。様々なことに疑問を持ち、その疑問から行動を起こすことを意識して取り組んでほしいです。皆さんがどんな状況でも、達成感や充実感のある日々が過ごせることを心から願っています。